発達支援つむぎ 八山田「卒園式」
2026.04.02
#発達支援
梅や菜の花が咲き、春の気配がそこかしこに感じられるようになりました。そして春は旅立ちの季節です。八山田どろんこ保育園では先日卒園式が行われました。
2月の生活発表会を終えると、園では卒園式に向けた取り組みが少しずつ始まります。並び順や入退場、保育証書の受け取り方、歌や呼びかけなど、日々の中で無理のない範囲で練習を重ねていきます。
一方で、つむぎを利用しているお子さんにとっては、「もう少し遊びたい」という気持ちがある時間に練習が始まることもあります。そのため、遊びたい気持ちと「やらなければいけない」という気持ちの間で揺れ動き、気持ちの切り替えに時間がかかったり、戸惑ったりしながら参加する姿が見られることもありました。

しかし、本番が近づくにつれて、卒園式の流れがイメージできるようになってくると、次第に緊張感をもって真剣に取り組むことが増えていきました。中には式の直前になっても練習への参加を渋るお子さんもいました。練習への参加を促しながらも、個別に式の流れでわからないことはないかを確認していました。全体の練習では一緒に歌うことが少なかったのですが、スタッフの近くで卒園式の歌を歌って「今、切手のないおくりもの歌った。その前はさよならぼくたちのほいくえん歌ったよ」と教えてくれました。スタッフを誘って呼びかけの練習を始めるなど、本人なりに当日に向けて自主的に練習をする姿が見られました。

卒園式の練習を見ているむぎ組(4歳児)やだいず組(3歳児)、あずき組(2歳児)の子どもたちも、真剣に練習をしているこめ組(5歳児)をじっと静かに見つめていました。少し離れて他のことをしていたお子さんにも「来年はあんなふうに卒園式をするんだよ」と声をかけてみると、じっと練習を見るようになりました。
卒園式当日、練習の時には歌に自信のなかったお子さんが誰よりも大きな声で歌い、体調不良で欠席が続き、なかなか練習ができなかったお子さんが、短い練習時間でしっかりと自分のセリフを堂々と言っていました。自主的に練習をしていたお子さんも、しっかりと卒園証書をもらい、お家の方に渡すことができました。
卒園証書をお家の方に渡すときには、自分で考えた感謝の言葉を贈ります。「6ねんかん、いままでありがとう」「おかあさん、だいすきだよ」「りっぱないちねんせいになるね」など、自分の感謝をどんな言葉で伝えるといいのか、一生懸命考えて決めた言葉です。保育証書を手に少し緊張しながらも、笑顔で伝える子どもたちでした。

4月からそれぞれが1つ上の学年に進みます。小学校に入学するこめ組の子どもたちは新しい環境、新しい生活に戸惑うこともあるかと思います。いろいろなことに興味を持つこと、興味を持ったことを追求すること、チャレンジする気持ち、友達と助け合う気持ちなど、ここで培った力を発揮して、それぞれの学校で頑張ってくれることと信じています。
文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ
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