発達支援つむぎ 横浜西口「墨から広がる探求心」

巷では書初めが行われている1月のある日、子どもたちに「これ何か知ってる」と書道具を見せて聞いてみました。

「学校にある」「知ってるけどやったことない」の言葉と同時に、小学生への憧れと興味がキラキラの瞳に溢れていました。スタッフから「やってみる?」と問いかけると「やりたい」と即答。墨に触れる体験が始まりました。

一通り書道具の説明を聞いて墨を磨ったAさん。

少し付けて書いてみるも「あれー」と…思ったより薄いことに気づきました。墨を縦にしたり横にしたりして磨り、さらに試行錯誤して思いついた方法は…「黒くなれ黒くなれ」呪文を唱えながら磨る方法です。

(※社会生活との関わり・言葉による伝えあい・豊かな感性と表現・思考力の芽生え)

墨を磨る様子

自分で磨った墨は格別のようです。集中して真剣に書上げました。

書いたものをじっと眺め「乾いたら黒じゃないのか」と液体の色と書いた後の色の違いに気づきを得ていました。

(※自立心・豊かな感性と表現)

墨で書く子ども

その様子を見ながら気持ちが逸り、順番を待つ葛藤と戦うBさん。順番が来ると直ぐに膨らんだ思いをダイナミックに表現しました。

繰り返し墨に筆を付けることで探求心が広がり、ペットボトルに墨と半紙を入れ実験がはじまりました。「タオル」と表現して、半紙が繊維のように沈殿する不思議さをじっくりと観察していました。

(※道徳性、規範意識の芽生え・豊かな感性と表現・言葉による伝えあい・思考力の芽生え)

実験の様子

小学生のイメージを墨で自由に表現した作品がつむぎ 横浜西口ルームを彩っています。

完成した作品

つむぎ横浜西口ルームでは、子どもたちの興味関心と発達に寄り添いながら、子どもたちの「やりたい」と思う気持ちを大切にした支援をしています。

また、インスタグラムも始めました。ぜひご覧ください。

発達支援つむぎ 横浜西口ルームのインスタグラムを見る

※()内は、厚生労働省の「保育所保育指針」に示されている「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を現しています。

文:発達支援つむぎ 横浜西口ルームスタッフ

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