ふじみ野どろんこ保育園「相撲大会・梅雨場所」
2025.07.15
#保育園
第47回は、相撲大会・梅雨場所についてご紹介します。
今年で5年目となった相撲大会。すっかり恒例行事となり、四股名の紙が配られると「今年もやるの?」「いつ?明日?」と楽しみにする子どもたちの姿が見られます。
提出された四股名にはそれぞれの子らしさが溢れており、可愛らしさやユーモア、こだわりが感じられるものばかりです。ご家庭でのあたたかなやり取りが思い浮かび、私たちも嬉しい気持ちになります。また、「家で相撲の練習をしました。」と連絡帳に書いてくださる方も多く、園の行事がご家庭での会話や楽しみに繋がっていることを感じます。

当日は0歳児から5歳児までが参加し、トーナメント形式で勝ち進んでいきました。
0歳児は、お気に入りの玩具を真ん中に置いた“玩具早取り競争”での勝負。
1歳児は初めての子も多く、分からずに泣いたり、保育者に抱きついたり、友だちと手を繋いで土俵から降りて行ったりと、様々な可愛らしい姿が見られます。
2歳児からは友だちと押し合う姿が見られ、だんだんと「相撲らしさ」が出てきます。そして、幼児組になると「勝ちたい」という強い気持ちをもって取り組む姿が多く見られ、会場は迫力ある取り組みと全力の応援で熱気に包まれました。
負けて悔し涙を流す子、友だちを励ます子、勝って一緒に喜び合う子など、子どもたちの中に自然と生まれる感情の動きも見られ、感動しました。
大会後も土俵には、遊びの中で相撲を楽しむ姿があり、余韻がしばらく残っていました。

お迎えの時間になると「今日どうだった?」と、まず相撲の話になります。「ママ!お相撲1回勝ったよ」「負けたけど○○ちゃんがすっごく強くてね、みんなに勝ったんだよ」と、嬉しそうな表情で話す子どもたちの声があちこちから聞こえてきます。トーナメント表を見ながら「やっぱり○○ちゃん強いですね。来年は打倒○○ちゃんです!」「来年はもっと四股名を凝りたいな」などと話してくださる保護者の方の声もあり、園と家庭が一緒に行事を楽しんでくださっていることを実感しました。
もちろん、やりたくない子や、頑張ったけれど負けてしまい、話したくない子もいます。そんな一人ひとりの気持ちに寄り添いながら保育者と保護者がともにその子の「今の育ち」を感じることができた、あたたかな相撲大会となりなした。

文:ふじみ野どろんこ保育園スタッフ







