子ども発達支援センターつむぎ 東大和「実りの秋~たわわに実った稲を刈る季節がやってきた!」

子ども発達支援センターつむぎ 東大和では、併設の東大和どろんこ保育園の子どもたちと混ざりあい、様々な作物を育てています。きゅうり、かぼちゃ、トマトなどの野菜を育てる畑仕事にも力を入れていますが、田んぼでの稲作でも様々な体験をしてそれぞれに得るものがたくさんありました。 6月上旬、初夏の風が吹く気持ちがよい日に、子どもたちが混ざって並び、ぎゅっぎゅっと植えた稲の苗が実りの季節を迎えました。水が張った田んぼで全身泥だらけになって植えた3か月前。泥の感触が嫌だった子も、みんなと一緒に苗を植えたくて勇気を出して中に入り、植えつけた苗はすくすく夏の太陽を浴びて大きく成長しました。
自園の田んぼで田植えをする子どもたち
東大和市は、武蔵野台地に位置し、ブルーベリーなどの果実や野菜、小麦の栽培が主で、稲作はこの近くでは見ることがありません。いつも丁寧に管理している用務スタッフが「今は水を抜いてるよ」「コメの花がさいてるよ」と、子どもやスタッフに変化を知らせてくれます。「なんで水抜くの?」「米ってこんな花が咲くんだね!」など子どもたちにとっても気づきや発見する機会となり、身近で米の成長の変化を知る貴重な経験となりました。写真つきの絵本を近くまで持っていき、見比べて観察する姿もありました。
たわわに実った稲穂
そして、秋。稲穂が色づき収穫の季節到来です。台風の巻いた風で倒れてしまった稲穂を大事に持ち上げながらカマで刈っていきます。刃先は鋭いので足に当たらないよう気を付けて刈ることも伝え、距離感や力加減などを身体で実体験して知る機会にもなりました。ザックと切れる感触は気持ちよいようで、刈った後に、持ちあげて喜ぶ姿が印象的でした。収穫した稲は干して脱穀した後、精米し、ぬか窯で炊いていただく予定です。
スタッフの手を借りながら鎌を使って稲刈りをする子ども
現在は機械化し効率よく栽培、収穫し、刈り取った後もコメの乾燥までできる時代ではありますが、すべての工程を手作業で行うことで、どのようにしたら効率よく植えることができるのか、寝ないで苗を植えるにはどうしたらよいか、稲を刈るにはカマを引くことが大切なんだ、など自らの実体験を通して一つ一つの工程で学ぶことがたくさんありました。 稲穂が乾燥するといよいよ精米にする作業が入ります。昨年は牛乳パックの口で挟んで脱穀し、すりこぎと野球ボールで精米しました。 今年はどのような方法で作業を進めるのか子どもたちと一緒に考え、話し合いをしながら精米の作業を進めていきたいと思います。苦労して精米した「ごはん」をみんなで美味しくいただく日が待ち遠しいです。
刈り取った稲を干す

文:子ども発達支援センターつむぎ 東大和スタッフ

子ども発達支援センターつむぎ 東大和施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop