馬場どろんこ保育園「ファミリーフェスティバル開幕!」

2022.03.21

#保育園

2月のとある土曜日、馬場どろんこ保育園で「ファミリーフェスティバル~生活発表会~」という行事を行いました。

この行事は、4月からの一年間、子どもたちが保育園でどんなことをして、どれだけ成長したかを、保護者も一緒に体験して感じてもらうお祭りです。今年はコロナ禍ということもあり、園舎内は使用せず、園庭と2つの公園の、3か所に分かれて開催しました。

子どもたちには事前にどの場所で何をするのかを伝え、どこへ行きたいかを選んでもらい、子どもが選んだ場所に保護者と一緒に行くところからがスタートです。

最初に園に到着したのは、一番遠い「神の木公園」という公園を選んだ2~5歳児の親子です。この公園は、子どもの足で1時間近くかかり、園から1.7キロ程の距離にある公園です。

保護者の皆様は到着する頃にはかなり疲れた様子の方もいましたが、普段から散歩で歩いている子どもたちは慣れたもの、お家の人と一緒に手を繋いで歩けることがとても嬉しいようで、会話も弾んでいました。

公園に到着すると、まず親子でかくれんぼの時間です。はじめに子どもが隠れて親が探し、次に隠れる人と探す人を交代して行いました。大きな木の陰や植え込みの裏など、皆思い思いの場所に隠れていましたが、中には、木のかなり高い所まで登って隠れているお父さんもいて、見つけた子どもたちは驚きと感心のまなざしで見ていました。

木の上に隠れる大人と見上げる子どもたち

その後は、公園の斜面を使って段ボールのそり遊びや宝探しをしました。

そりをお家の人に引っ張ってもらうとかなりスピードが出て、子どもたちの嬉しそうな声が響いていました。大人も子どもも思いきり身体を動かし、生き生きとした表情になっていたのがとても印象的でした。

そり遊びをする子どもたち

もう一つの行き先は、「西寺尾の丘公園」です。丘というだけあり、急な坂を上って行くのですが、0歳の子も普段から少しずつ歩いて行けるようになってきています。

公園では斜面登りやネイチャービンゴを楽しみました。

この公園の斜面はかなり急で、木の根っこを足掛かりにして登るのですが、油断すると大人も滑ってしまいます。そんな急斜面を一生懸命登って行く子どもたちを見て、保護者の皆さんもとても驚いていました。

斜面を登る子どもたち

ネイチャービンゴは、公園内に沢山落ちている自然物を集めてビンゴカードに貼り付けてビンゴを作ります。とても多くの自然に恵まれた公園なので、子どもたちがそれぞれ集めてくる物も様々で、個性豊かなビンゴカードが出来上がっていました。

ネイチャービンゴを楽しむ子どもたち

そして最後の開催場所は、保育園の園庭です。園庭では、冬になるとよく行っている焚き火などをして過ごしました。

焚き火をする子どもたち

子どもたちは何度も焚き火を経験しているので、枝を渡すとしっかり山になるように組み、無事に着火すると全体から拍手が起こっていました。当日は日差しがあまりなく寒い日だったので、焚き火で温まる子どもたちの姿も見られる中、「最近はなかなか焚き火をできる場所が無いから、貴重な経験だった」とおっしゃる保護者の方もいました。

そして、園庭では他にも木を使ったキーホルダー作りと、大きな紙へのダイナミックお絵描きを行いました。 2階のテラスに設置したお絵描きコーナーでは、大きな模造紙に自由に絵を描いて遊びました。普段よりも大きなキャンバスに想像力が刺激されたのか、個性豊かな素敵な作品がたくさんできました。

キーホルダーは、木の枝を切るところからスタートします。保護者の方と一緒にのこぎりで枝を切り、やすりがけをしてから思い思いの絵を描いて作りました。小さなキーホルダーなので、描くのが難しいかと思いましたが、どの子も集中して細かい絵を描いていました。できあがると、「見て見て!」と嬉しそうに見せました。

のこぎりを使って木を切る子ども

3か所の会場いずれも大きな怪我も無く、子どもと大人の楽しそうな声が響いたファミリーフェスティバル~生活発表会~となりました。

馬場どろんこ保育園では、年度末に行う子どもの成長を伝える行事を、子どもが劇や歌などを発表する場にはしていません。それは、発表会の為に練習したものを見てもらうよりも、普段の子どもたちの生活に近い自然な姿を見てもらいたい、また、保護者の方にも実際に体験して子どもたちの成長を、身をもって感じてもらいたいと考えているからです。

その思いから、「発表会」ではなく、「ファミリーフェスティバル」という名称で開催しています。

3か所の会場から自分の行きたい場所を選ぶことも子どもたちが普段から行っていることです。大人が全て決めてしまうのではなく、「○○をして遊びたいから、この公園に行く」「○○ちゃんとここで△△をして遊びたい」など、子ども自身が意思表示し、主体的に遊ぶことから学びは生まれます。

そうした日々の活動を通して心も体も大きく成長した子どもたちの姿を、この日保護者の皆様に少しでも見ていただけたのではないかと思います。

文:馬場どろんこ保育園職員

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