池上どろんこ保育園「サカナとイカの違いって、なーに?」

2021.11.30

#保育園

池上どろんこ保育園では先日、毎年恒例の「魚の解体ショー」を行いました。

一年に一度、子どもたちに魚の本来の姿を見せることで、どこに口やお尻、胃袋などがあるのか体の仕組みを実際に見て学び、命がある生き物だったことを感じてもらう機会を作っています。

魚の解体ショーの様子

給食では切り身として出てくる魚も、実際に頭から尻尾まである姿を見せると、子どもたちの目も大きく開かれていました。さらに今年は、体のつくりが違うイカも捌きました。

自分の体と、魚やイカの体の仕組みを比べて、何があって何がないのか、少し表情がこわばりながらも解体ショーを集中して聞いてくれました。

サカナやイカを捌く途中で子供たちの話し声に耳を傾けると様々な感想が聞こえてきます。

「ヌルヌルしてそう…、可哀そう…、海の匂いがする…、痛そう…」そんな子どもたちに栄養士や保育者が声を掛けます。「みんなが食べているごはんはこうやって生き物から命をもらって、食べているんだよ」

解体した魚に触れる子どもたち

解体した後はもっと体の仕組みを観察してもらいたいと思い、ラップ越しに触れられるように子どもたちに提供しました。

(プニプニ、コリコリ、ゴツゴツ……)

自分の体にはない感触や見た目にずっと触れていたい様子でした。お家ではなかなか出来ない体験なのではないでしょうか。

解体したイカに触れる子どもたち

解体したサカナやイカを最後は「あら汁」として、お昼の給食でいただきました。

普段の給食の出汁も鰹節や昆布で取っていて美味しいと評判ですが、魚の頭やイカの胴体も、贅沢にドーンと丸ごとお鍋で煮だしたお出汁は、それはもう絶品でした。

解体したイカに触れる子どもたち

いつもより真剣に丁寧に「いただきます」「ごちそうさま」を伝えてくれたこどもたちに園内全体がほっこりした一日でした。

文:池上どろんこ保育園職員

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