池上どろんこ保育園「海と人間の関わりについて」

2022.12.27

#保育園

池上どろんこ保育園では、この時期に食育の一環として「魚の解体ショー」を行います。

子どもたちは給食で食べている魚が普段はどんな姿をしているのか質問すると切り身のまま泳いでいると思う子や、魚は骨がないものだと覚えている子も中にはいます。

海の生物の動画を見る子どもたち

今回はまず動画で海の生物がどんな風に生活しているのかを一緒に鑑賞しました。

子どもたちは貝が隙間から一本の触手を出してピョンピョンする姿を見て驚いたり、漁業の様子を見て「真っ暗な場所でやってる!」「たくさんお魚がいるね!」など興味津々。またどのようにして私たちの食卓に届けられているのかペープサートを利用した説明も行いました。

魚が食卓に並ぶまでの過程を知る子どもたち

「お魚さんが自分たちのお口に入るまでにこんなにいっぱい大人たちが関わっているんだね」そういった言葉を投げかけたときに、子どもたちの目はいつもより真剣な表情に見えた気がします。そのあと調理員が目の前で魚を解体したものを用意し、子どもたちがラップ越しに触れたりしました。

実際に身近で観察することで本来骨がどこにあるのか、いつも食べている部分は体のどこの部分なのか…そうして説明や解体をしていくうちに子どもたちからは「これは口?おしり?うで?」「う~んへんなにおいがする…」「うろこがきれい!」そういった声が飛び交っていました。

三枚におろした魚を触ってみる子どもたち

最後に解体した魚を栄養士が目の前で調理し、「あら汁」として皆に提供しました。

あら汁を味わう子どもたち

給食で提供する味噌汁とは少し味が違うことに気づいた子どもたちが多く、しっかりと魚の味があってお代わりが来るほど、大好評でした。みんな、美味しく味わってくれてありがとう!

「いのちの大切さ」を学び、「いただきます、ごちそうさまでした」の意味を再度振り返ることができた解体ショー。また来年も実施していこうと考えています。もし機会があれば、池上どろんこ保育園へ見学しにいらしてください。

文:池上どろんこ保育園スタッフ

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