三筑どろんこ保育園「いざという時に備えて~子どもの命を守るために~」
2025.05.12
#保育園
どろんこ会では、4月の新年度をスタートする前に、「4月1日に起こるかもしれない大災害や事故に落ち着いて正確に対処する」「大事なルールを理解する」事をねらいとし、全スタッフでマニュアルを確認したり、おむつ交換や嘔吐処理の手順、エピペンやさらしおんぶのロールプレイを実践したりしています。今回は三筑どろんこ保育園で行った研修の中からエピペンとさらしおんぶのロールプレイの様子をお知らせします。
エピペンはグループに分かれてアナフィラキシーの症状が出た場合を想定して使い方を学びました。それぞれ保育士役、アナフィラキシーの症状が出た園児役を決めて実践していきます。

「もしかしたら足をばたつかせてしまうかもしれないから足を押さえたほうがいいよね」など色々なことを想定しながらエピペンの使い方を実践していました。また、他のスタッフが実践する様子を見て「もう少し垂直に刺したほうがいいよ」「刺した後は3秒くらい押さえたまま」などとアドバイスしあう姿も見られました。

さらしおんぶは「さらし」を使っておんぶをする方法です。災害時におんぶ紐がない状況でも活用できます。首が座った子から使うことができます。おんぶ紐を使わなくても全員が実践できるように交代しながら、人形や保育者が子ども役をしてロールプレイを行いました。一人で子どもを背負ったり、さらしをお尻の下に通すことが難しかったりと、皆、悪戦苦闘していました。ポイントを皆で丁寧に確認をしていくことで理解が深まったようです。


今後もこのような研修を実践形式で行い、いざという時に冷静に考え対応することができるようにスタッフ全員で取り組んでいきたいと思います。
文:三筑どろんこ保育園スタッフ
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