「はじめまして!就労支援つむぎ 武蔵野ルームと申します」

2022.07.29

#就労支援

7月1日、西東京市に就労支援つむぎ 武蔵野ルームがオープンしました。

就労継続支援B型の事業所で、障害や病気のために一般的な就労が難しい18歳以上の方が、体調や障害に合わせた支援を受けながら、リハビリや訓練を兼ねた作業を行う場所です。

つむぎ武蔵野ルームでは主に4つの作業(仕事)を用意しています。その中からやってみたいこと、得意なこと、好きなことなどを見つけ、働くことの楽しさを感じてほしいと思っています。また、ただ作業をこなすだけでなく、自分のやっていることが誰かのためになっているという自己有用感が高まるよう、「相手の見える仕事」であることを大切にしたいと思っています。

7月現在、スタッフは5人。

利用者の方に作業を伝えるには、まずは自分たちがそつなくこなせるようにならなくてはなりません。毎日、試作をしたり、試飲や試食をしたりしながら自分たちの技術を磨いています。そこから、利用者の方にわかりやすい作業手順書に落とし込んでいきます。

コーヒーの淹れ方を練習するスタッフたち

仕事の1つはカフェの運営。コーヒー豆の焙煎とコーヒーの販売。併せてスパイスカレーの販売も予定しています。

「最初の15秒で40gお湯を注いで、30秒蒸らして次の30秒で80gまで注ぐ…」というように、決められた時間で一定の速度を保ってお湯を注いでいきます。さらに、500円玉くらいの円を描くように注がなくてはならず、量りと時計と手元の3点を見つめる姿は真剣そのものです。早く自家焙煎のハンドドリップで淹れた珈琲を皆様にご提供できるよう、鍛錬していきたいと思っています。

コーヒーに合うお菓子作りにも挑戦中ですので、完成したらまたご報告します。楽しみにしていてください。

縫製の手順を確認

縫製業では、保育園で使うおもちゃや雑巾、足ふきマットなどの製造をします。ミシンを使うのが初めての男性スタッフが、どうやったら上手く使えるようになるのか、どんな手順書があると分かりやすいのかなど、教わる人の気持ちになって考えていきます。褒められるとやる気になるのは大人も子どもも同じですね。

栗畑

ルームに隣接する栗畑の管理作業も仕事の一つです。7月に入り、暑い日が続いていたので栗が急激に大きくなっています。この時期は栗畑の保全管理ということで、草取りやゴミ拾いをしているだけですが、9月・10月は毎日栗の収穫が仕事となります。収穫した栗は保育園の給食で使えるように加工したり、お菓子にしたりする予定です。

次回のブログでは、利用者の方と一緒にスパイスカレーやお菓子の製造をしている様子をご報告できるよう、準備を進めていきたいと思います。

スタッフ集合写真

オープンして間もない事業所ですが、利用者の方、地域の方、興味を持ってくださった方々が来てくださるのを、スタッフ一同心待ちにしております。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

文:就労支援つむぎ 武蔵野ルームスタッフ

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