発達支援つむぎ 府中「2月 、味噌仕込みの季節がやってきました。」

2022.02.28

#発達支援

発達支援つむぎ 府中ルームでは、国立谷保の農園の一角に「味噌畑 」と称して大豆専用の畑を作っています。子どもたちが約9か月にわたって関わり、育てた味噌畑の様子をご覧ください。

畑に蒔いた大豆

6月。矢印の下に一粒づつ大豆を蒔く子どもたちの目は真剣そのもの。ふるえる指先で丁寧に並べられた大豆たち。この大豆は府中から一番近い産地、相模原の津久井在来種です。

地産地消や自家採種、小さなSDGs の取り組みが子どもたちの体験となりますよう願いをこめて。

この小さな70粒から、なんと約5000粒(2kg弱)が収穫できました。

土寄せされた畑の様子

7月。畑に定植された苗たちが倒れないように「土寄せ 」をしました。「しっかりしてね」「大きくなーれ」と優しくトントン土を叩く小さな手のひらから出されたエネルギーが、大豆を大きくしました。

大豆の花

8月の終わりの夕方 蛙を探して葉っぱをそっとめくってみると、薄紫の小さな花を見つけました。「うさぎさんみたい」と言った女の子、よく観察していたね。

畑に実った枝豆

9月。たわわに実った枝豆を少し収穫して味見。「えっ?大豆って枝豆なんですね」と声をあげていたのは保護者の方々。子どもたちは知識に左右されず、ただ自然をありのままに受け止めているようでした。

大豆とつむぎ府中味噌

その後11月まで畑でカラカラに乾燥させた大豆を収穫し、1月に木槌で叩いて脱粒しました。子どもたちはこの作業が大好きで、ものすごい集中力を発揮します。その様子はまたいつか。

「つむぎ府中味噌 」は、ケチャップの隠し味になったり、芋煮会の味噌汁になったりして、みんなの「おいしい!」をつむいできました。さて今年はどんな味噌になるのかな。

府中ルームにお越しの際は、ぜひ味わってみてください。

文:発達支援つむぎ 府中ルーム職員

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