発達支援つむぎ 府中「世界に一つだけのしめ縄を作ろう」

2023.01.30

#発達支援

寒さも一段と深まり、お正月を間近に控えた12月。発達支援つむぎ 府中ルームでは、北島体験農園でこの時期ならではのイベントを行いました。

畑のとなりにある田んぼで取れた稲穂のわらを使って、しめ縄作りを行いました。子どもたちは、稲わらを見ると「何だろう?」と興味津々な様子です。今日はいつも畑の管理をしてくださっているおじさんが先生です。「これはしめ縄作りの為に植えておいた、大きく育つお米の葉っぱなんだよ。」と教えてもらいました。

稲わらを木の棒で叩いて柔らかくしました。こうすると編みやすくなり、また「はかま」という、わらのくずが落ちてきれいに整いやすくなるそうです。

子どもたちは、自分なりに道具をどのように使うか考えて、やってみようとしていました。

しめ縄作りに取り組む子ども

編む時は、友達や保護者の方と力を合わせて一緒に編んでいきました。スタッフのかけ声に合わせて、ねじった稲わらを交互に持ち替えながら編みます。しっかりと手で握っていないと、しめ縄が緩んでしまいます。子どもたちは「むずかしい」と首をかしげながらも、周りの人たちに手伝ってもらったり、励ましてもらったりしながら、少しずつ編むことができました。

なわを編む子ども

編み終わったしめ縄は、ももで擦ったり、はさみで切ったりして綺麗に整えていきました。一生懸命取り組む中で、自分で編んだしめ縄にだんだんと愛着が湧き「楽しくなってきたね」と笑顔で友達と見せ合います。

畑のおじさんにやり方を見せてもらう子ども

子どもたちやスタッフが作っている側で、畑のおじさんが「こうやってやるといいよ」と、慣れた手つきで一人でしめ縄を編むやり方を見せてくれます。その様子に「すごい」「畑の人たちは、毎年繰り返し作っているからこんなに上手に作れるんだね。」と手元をじっと眺めていました。

完成したしめ縄

地域の方に協力してもらいながら、青空の下、世界に一つだけのしめ縄飾りを作ることができました。子どもたちやご家族にとって、良い年がやってくるように思いを込めてつくりました。新しい年を楽しみに、年の締めくくりができたのではないでしょうか。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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