発達支援つむぎ 府中「花屋に行こう!~地域交流~」

2025.06.30

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。

様々な草花が公園や道を彩る季節になった5月。子どもたちと歩いて5分ほどの場所にある花屋に行くことにしました。この花屋には毎年5月頃に、地域交流の一環として、買い物に行かせていただいています。

普段花屋に行くことがあまりない子どもたちも、花屋のイメージを聞いてみると、「たくさん花が売っている!」「きれいな花がある!」と花屋に行くことを楽しみにしていました。

今回の活動では、贈る相手を決めて花を買うことにしました。そして、活動のねらいを「つむぎ 府中ルームの近隣について知る」「地域の人と交流する」「公共の場での過ごし方を知る」「贈る相手のことを考える」「たくさんの中から一つを選択する」としました。

花屋に到着するまでに、どの花を買おうか、わくわくしながら悩んでいた子どもたち。「ママにあげる!」「パパとママと弟、みんなにあげる!」「ママが好きなピンクの花にする!」「ぼくが好きな黄色にするよ!」と考えている時間もとても楽しそうでした。

花を見つめる子ども

花屋の前に到着し、店内での過ごし方について子どもたちと確認をしました。スタッフの「花屋の中ではどうしたらよいかな?」という質問にすぐに「静かにする」「走っちゃだめ」などという意見がでました。

子どもたちの心の準備が出来たところで、挨拶をしながら店内に入っていきました。「おおー!」「きれい」「たくさん」「あ!黄色あった」と目を輝かせながらショーケースの花を見ていきました。

子どもたちは、友だちが何の花を選ぶかもよく見ていました。「黄色にする!」と張り切っていた子も、友だちが水色のカーネーションを選んでいる姿を見て魅力を感じ、「やっぱりあれにする」と変更する姿も見られました。

花を指さす子ども

店員さんとのやりとりでは、緊張しながらも「ひまわり、ください」と伝えたり、指で指しながら「これ、ください」と伝えたりしていました。

店員さんがきれいにラッピングしてくれている様子をじっと見ながら、「ぼくのはピンクのリボンだ」「シールもある」と、嬉しそうに眺めていました。

支払のときには、花屋の店員さんが優しく「220円です」「100円3枚出してね」など教えてくれました。自分のお財布からお金を出したり、お釣り、レシートをもらったりと、たくさんやりとりをすることができました。店員さんの「ありがとうございます」という言葉に、自然と「ありがとう」と伝える姿も見られました。

支払いをする子ども

花を購入してつむぎ 府中ルームに戻ってきた子どもたち。「ママにあげる!」と張り切っていた子は、お母さんが見えると走って花束を渡しに行きました。お母さんが喜んでいる姿を見て、恥ずかしそうにしながら喜んでいる姿はとてもほほえましかったです。

花束を母親に渡す子ども

今後も地域の方との交流を通して、自分たちの住んでいる地域や様々な人たちと関わりを持ち、社会の中で他者とやりとりしながら生きる力を育くんでいくことを目指してまいります。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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