発達支援つむぎ 池尻「感触遊び体験」

2025.05.29

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 池尻ルームです。グループ活動で「感触遊び体験」を行いました。

子どもたちが好奇心のアンテナを巡らせて自由に探索できるようにと、小麦粉遊びのコーナー、スライムのコーナー、絵の具のコーナーなどを設けました。

どろんこ会グループでは、感触遊びをとても大切な原体験であると捉えています。赤ちゃんは手足を動かすことができるようになると、ビニール袋や玩具など見るもの全てを触り、口に入れて、それがどんなものなのか確かめます。視覚、手や口の触覚、力加減の感覚(固有感覚)を総動員して、素材を確かめているのです。このように感触遊びは自分を知り、外界を知るために必要な遊びなのです。

参加した子どもたちは、十人十色それぞれの探索をしていました。

スライム遊びの場面では、子どもから歓声があがりました。たらいに入っている特大スライムが目の前で流れる様子を見て「大きい」と驚きを言葉にして伝え、両手でグニョグニョと感触を確かめていました。

たらいの中のスライムで遊ぶ子ども
スライム遊びで驚きを伝え合う

絵の具のコーナーでは、紙の上の絵具を指先で伸ばす姿もみられました。指先に感じる絵具の感触、指の動きに合わせるように模様が作り出される様子を何度も確かめていました。

絵の具に手で触れる子ども
絵の具の痕跡を観察し、自由な表現を楽しむ

両手いっぱいに絵の具をつけて、ヌルヌルとした感触を感じるとともに目にも鮮やかな色を見て、興奮気味な子どもの姿がみられました。その後、色とりどりの手形をつける遊びに参加し、ダイナミックな作品が仕上がりました。

壁や床に絵の具で手形をつける子ども
いつもとは違う自分の両手をじっと眺める

ところで、数量の単位である「フィート・尺・寸」は、手足や身体を起源としているという説があるようです。昔の人にとって、自分の身体を通して得られた原体験が元となり、人類共通の数量の単位になったのかもしれません。今回の感触遊び体験を通して、子どもたちは能動的に手足や身体を使って素材に触れて、探索することができました。この経験が将来、数量や言葉など物事の概念を育むために必要な土台につながるのではないかと思っています。

今後もつむぎ 池尻ルームでは子どもたちに必要な体験を数多く提供できるように努めてまいります。

活動内容や空き情報等のお問い合わせは、お気軽に下記までご連絡ください。

お待ちしております。

発達支援つむぎ 池尻ルーム

所在地:東京都 世田谷区池尻4-23-16 STUDIO IKEJIRI 1F

電話番号:03-6453-2848(月~土 9:00-18:00)

文:発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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