発達支援つむぎ 生田「やりたいをやってみよう!五平餅づくり」

2022.10.04

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 生田ルームです。今回は、放課後等デイサービスに来ている2年生のTさんが「五平餅」を作った様子をお伝えします。

放課後等デイサービスでは、子どもたち自身でおやつ作りをしています。

おやつ作りは、調理過程で危険認知・衛生管理について学ぶこと、片付けるまでの流れを知り、食を通したコミュニケーションを経験してほしいという願いから行っています。そのためにスタッフは、子どもたちが主体となって安全に取り組める環境を整えて準備しています。

夏休み中、たくさんのおやつを作ったTさんは、ある日「いつもと違うお米をつかったおやつが作りたい!」と言いました。スタッフは、おやつ作りに主体的になるTさんの姿がとても頼もしく感じ、リクエストに応えようと「五平餅」を計画します。

当日、Tさんは「今日は、五平餅だ!」とわくわくした様子でエプロンを着ていました。作り始めると、お米を潰すのに大苦戦しますが、美味しい五平餅を作ろうと諦めません。

マッシャーやしゃもじ、両手を使うなど思いつく限りの方法で試していました。お米がきれいに潰せると手馴れた様子でお米をきれいに丸く握り始めました。夏休み中にいろいろなおにぎりを握った経験が生かされているようです。そして、丸いお米を串に3つ刺して「ジャーン!三色団子みたい!」とスタッフに見せ、イメージをかたちにするTさんの姿が見られました。

三色団子みたいな五平餅を見せる子ども

味噌だれ作りは、計量スプーンを使って計ります。小さじのスプーンが見つからないときは、「2.5mlのスプーンで2杯入れたらいいんだ!」と工夫していました。味噌だれを塗るときには、フライパンで火傷をしないように腕を一生懸命に上げていました。

調理には、危険がつきものですが、つむぎではそれを排除することはありません。子どもたちの様子を見ながら「やってみたい」という気持ちを尊重し、行えるように環境を整えています。

味噌だれを塗る子ども

ついに、五平餅の完成です。Tさんは「美味しい!」と頬張りながら目をキラキラとさせ、「あ!これを焼きおにぎりにしてもいいかも!」と閃きました。次のおやつ作りへの意欲が見られました。

完成した五平餅

今回のように、つむぎ生田ルームでは、子どもたちの発想や提案を受け、子どもたちと話し合いながら活動を計画しています。これからも、おやつ作りを通して自分で作ったという達成感や自分を表現する楽しさを経験してほしいと思っています。

下記リンクから、つむぎ生田ルームのインスタグラムにアクセスすることができます。 ぜひ、ご覧ください。

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文:発達支援つむぎ 生田ルーム職員

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