発達支援つむぎ 吉祥寺「地域の中で育つ」

2025.03.04

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

今回は、子どもたちと行った落ち葉かきの様子をお伝え致します。

つむぎ 吉祥寺ルームの子どもたちは、2020年より武蔵野中央公園(武蔵野市八幡町)の「子ども管理人」として、公園管理の手伝いをさせていただいています。毎年この時期は公園の落ち葉かきをし、「腐葉土作り」やカブトムシの幼虫を育てる家作りのために子どもたちと地域で仕事をおこなっています。

始めに公園の職員の方から、「落ち葉かき」をする意味を教えていただきます。

  • 落ち葉の下に埋もれているホタルブクロ(薄紫のキキョウ科の多年草)などの種子が、十分に光を浴びて育つようにするため。
  • 落ち葉が肥料となるので、カブトムシの幼虫の栄養になる。
  • 落ち葉は温かいので虫たちの布団になる。

子どもたちは真剣に話を聞く様子が見られました。

落ち葉かきの様子

まず、落ち葉かきをする熊手とテミという道具の名前と使い方を教えてもらいます。はじめは一人で両方の道具を手に持ち試行錯誤しますが、上手くできないことも経験します。そこからさらに、どうやったらたくさん落ち葉を集められるのか…と子どもたちと一緒に考えます。

年長児の子どもは、友だちと話し合える関係を少しずつ積み重ねてきているので、熊手を持って落ち葉を集める人、テミを持って落ち葉を入れる人、と役割を分担することができました。二人で力を合わせることで一つのことを成し遂げる経験もでき、なんと40~50分も集中して取り組み、「やった!」「がんばったね」と達成感でいっぱいでした。

作業中に一人の子どもが前回、森の生態を守るためにどんぐり拾いしたことを覚えていて、「どんぐり、まだあったよ」と職員に渡す場面も見られました。

落ち葉に埋まって遊ぶ子どもたち

もちろん、その後のご褒美は、落ち葉プールです。ダイナミックにかき集めた落ち葉のプールに入っている姿をみて、遊んでいた地域の小さいお子さんも飛び入り参加、とても素敵な笑顔が見られました。

落ち葉に埋まって遊ぶ子どもたち

今後も公園管理の方と共に、自然と交わる心地よさを味わい、管理を通して安全に遊べる環境の大切さを学んでいきます。また、この活動を通し感謝される経験から、人の役に立っているという生きる喜びを感じられる心を育んでいきます。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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