発達支援つむぎ 駒沢「伝えること」

2024.04.03

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 駒沢ルームです。

だんだんと暖かい日が多くなってきましたね。そんな中、子どもたちは日々、元気に活動を楽しんでいます。友達やスタッフと遊ぶ中でやり取りが増え、自分の要求や気持ちを「伝える」場面が増えてきました。今回は「伝えること」をテーマに子どもたちの様子をみてみようと思います。

ある日、スタッフと一緒にゲームをしているAさんとBさん。楽しそうに取り組んでいましたが、ゲーム終盤、勝敗が決まるとなんだかモヤっとした表情のAさん。「もうやりたくない」とどこかへ行こうとしていました。スタッフが本児の気持ちを聞いてみると、「自分の思っていたルールと違うルールだったため、負けてしまった」とモヤモヤしている様子でした。

まずはスタッフが「悔しかったよね」と子どもの気持ちを受け止め代弁し、「悔しかったからもう一回やろうって伝えてみるのはどうかな?」と提案すると、Aさんはうなずいて席に戻りました。そして、「勝ちたかったから、もう一回やろう」と自分なりの言葉でBさんに伝えている姿が見られました。

ゲームで遊ぶ子どもたち

ゲームが再開してからはAさんもBさんもやり取りをしながら、先程よりも楽しんで取り組んでいる様子でした。相手に自分なりの言葉で伝え、それが相手に伝わることの嬉しさを知り、伝えることでより楽しい時間を過ごすことができるという経験ができたのではないかと思います。

またとある日、Cさんはお茶が飲みたいときに自分でコップを取り出し、手を挙げジェスチャーで「ちょうだい」と伝えてくれます。

うれしい時にはお腹を叩いて伝えてくれたり、スタッフの近くに行き、顔をのぞいたり抱きついたりして一緒に過ごしたいという気持ちを伝えてくれます。 スタッフは、そんなCさんなりの伝え方を受け取り、それに応えるようにスキンシップをとったり、「楽しいね」と言葉をかけたりして、スタッフからも気持ちを伝え互いに心を通わせます。

スタッフに感情を伝えようとする子ども
楽しそうに笑う子ども

時に自分の気持ちや要求を相手に伝える難しさを感じることもあると思います。その度に必要に応じて大人が一緒に考え、子どもたちの気持ちを代弁したり伝え方の手本を見せたりすることで、子どもたちは伝え方を学び、自分なりの伝え方を身に着けていきます。

今後も伝えることを通して成長していく子どもたちの姿が楽しみです。そんな子どもたちの姿を、また皆さんにも伝えていければと思います。

ご利用されたい・ご相談されたい・ご興味を持たれた方は、いつでもお気軽にご連絡ください。お待ちしております。

発達支援つむぎ 駒沢ルーム

電話:03-6432-2071

文:発達支援つむぎ 駒沢ルームスタッフ

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