発達支援つむぎ 目白「山頂をめざして」

2023.11.29

#発達支援

暖かい日が続いた今秋、日課として行っている長距離散歩の成果として高尾山に登りました。当日は歩いている最中に生憎の雨になってしまいましたが、全員が山頂まで登りきることができました。その様子をお伝えしたいと思います。

まずは、高尾山口に集合し挨拶をします。ケーブルカー乗り場で保護者の方と別れて早速乗り込みます。

ケーブルカー初体験の子どもたちも多く、急こう配を上っていく様子にそわそわしたり、わくわくしたりします。外の景色もどんどん変わっていくので子どもたちの視線も外にくぎ付けでした。

ケーブルカーに乗る子どもたち

ケーブルカーで登山口に到着したら、さっそく友達と手をつないで山頂目指して歩き始めます。登り始めると、小雨ではありますが雨が降ってきてしまいました。雨に気づいた子どもたちは準備していた合羽を着ます。雨が降っても元気な子どもたちはそのまま山頂を目指して歩きます。子どもの中には「テルテル坊主作っておけばよかったね」と雨が降ってしまったことを残念に思う会話も聞こえてきました。

登り始める子どもたち

途中の薬王院にたどり着くころには、雨もやみ小休憩を取りました。普段歩かない山道に疲れた様子の子どもたちもいましたが、スタッフの「山頂まで行ってみる?」の声掛けに子どもたちは「行ってみたい」と再び元気を取り戻します。見たことのない長い階段や、山道に圧倒されたりもしましたが、子どもたち同士で励ましあって全員が登り切りました。山頂まで登り切りうれしかったのか、自然とスタッフや子ども同士でハイタッチをしていました。

山頂では保護者の方に用意していただいたお弁当を食べます。自然の中で食べるお弁当は格別で、ほとんどの子が完食をしていました。

お弁当を食べる子どもたち

帰り道は疲れた様子ではありましたが、宇宙人ごっこをしたり、花を見たりしながら気分を変えつつ楽しく下山することができました。

後に感想を聞くと、「身体を鍛えたかったから、階段を上りたかった」「また高尾山に登ってみたい」など疲れの中にも楽しさや達成感を得られた感想がありました。最後に記念写真を撮って解散となりました。

記念写真

その後、つむぎに来るたびに「高尾山楽しかった」「また上りに行きたい」とスタッフに伝えてくれる子どももいます。高尾山登山を通し、疲れても子どもたちの力で最後までやり遂げることで、ジブンに自信を持つことができた様子が見られました。この経験を通して、毎日の生活のなかでも、ジブンの力でやり遂げることの喜びや自信を感じられるとよいと思います。

文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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