発達支援つむぎ 目白「雑巾縫いに挑戦しました」
2025.07.02
#発達支援
5月の発達支援つむぎ 目白ルームでは、自分の雑巾を縫うことに挑戦しました。
つむぎ 目白ルームでは使った部屋をきれいにしよう、ケガをしない丈夫な身体を作ろうということで、日常の活動に雑巾がけを取り入れています。初めて雑巾がけを経験する子どもも多く見られ、「やりたくない」「触りたくない」という声が聞かれていました。
そんな中、スタッフから、「お気に入りの自分の雑巾があったら、楽しく取り組むのでは?」というアイディアが出ました。初めての課題となるので、糸や針の太さを調整し、見本を作り、事前の説明などの準備を整えました。
自分の雑巾を作って雑巾がけをしようと話すと、「できない」「針怖い」という声がありました。スタッフが縫った雑巾や実際に縫う場面を見せると、「やってみたい」「どうやるの」と興味を持った様子に変わりました。
さて、子どもたちが布巾に縫いたい場所に線を引いたら、縫い始めです。針を刺す場所を慎重に見て雑巾の裏側に出し、隣の子にあたらないように糸を引っ張ります。次の針を刺す位置を見つけられなかったり、なみ縫いがまつり縫いになってしまったりしました。
数回に分け、1か月を通して実施した結果、スタッフが声をかけないでも針を刺したり、抜いたりしながら、自身で引いた線を縫うことが出来るようになっていました。友だちとできあがった雑巾を見せあい、嬉しそうにしている姿がありました。
最近の雑巾がけでは、自発的に参加する様子が見られ、友だちに「一緒にやろう」と声をかけることもあります。この取り組みの中で、「自分の雑巾ができた」、「自分で作った」という達成感を感じ、「自分で作った雑巾を使ってみたい」という気持ちが生まれたようです。
この雑巾がたくさん汚れて、また来年新しい雑巾作りにつながるとよいなと思います。




文:発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ
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