発達支援つむぎ 新羽「個別支援の様子」

2022.01.07

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームでは、新羽どろんこ保育園 児と共に活動を行うマンスリーコース、小集団で活動を行うグループ支援の他に職員と一対一で活動する個別支援を行っています。個別支援では、職員が何をするか決めるのではなく、子どもの興味関心から何をしたいか、どんなことに取り組んでみたいかを一緒に考え、活動内容を決めています。自分で選んだ活動にじっくりと取り組み、得意なことを伸ばしていきます。

絵の具遊びは、様々な色を使うことで色彩感覚や色の混ざり方をイメージする想像力、筆を持つときの力の入れ具合によって手先の刺激につながります。好きなことに取り組むときの表情は真剣です。

絵の具遊びをする子ども

また、職員と一対一で過ごす中で、「こんなことがあったよ 」「これは〇〇を描いているんだ」と話します。落ち着いた雰囲気の中で、言葉で相手に伝える力、相手の質問の意味をくみ取る力等が身についていきます。

お絵描きでは、自分で想像しながら描くだけでなく、職員が描いた絵をよく見て真似して描くことで、観察力が必要になります。

お絵描きをする子ども

 1つの遊びで完結するのではなく様々な素材を用いて遊びを広げていく姿も見られます。紙粘土では、素材を組み合わせ、色々な形を作り出す創造力や、「こんな形ができるんだ」といった気付きが生まれます。

粘土遊びをする子ども
粘土遊びをする子ども

得意なことを伸ばすだけでなく、楽しみながら苦手なことにも少しずつ取り組めるようにしています。子どもの挑戦したい気持ちを大事にし、小さな「できた」を一緒に喜ぶうちに、自信が生まれたり、またやってみようという気持ちが芽生えたり、苦手な気持ちが徐々に薄れていきます。

保護者様との振り返りの時間でも「今日はこんなことして遊んだよ」「こんなことができたよ」と嬉しそうに報告し、保護者様からも褒められ、より満足感に満ちた表情になります。

子どもの気持ちを大事に、一人ひとりに合わせた楽しい活動を今後も行っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 新羽ルーム職員

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