発達支援つむぎ荻窪「畑で気持ちを育む」

2021.04.06

#発達支援

発達支援つむぎ荻窪ルームの畑に、キャベツとブロッコリーが実りました。立派に大きく育ったので、引っ張ってもなかなか抜けません。困った園児が友達に応援を頼みました。ひとりがブロッコリーを引っ張って、友達が更に引っ張って「よっこいしょ、どっこらしょ」と、やっとの思いで大きなキャベツが抜けました。なんだか絵本みたいですね。

キャベツを抜こうとする子どもたち
友達と協力

野菜の収穫では、いつもと力の使い方が違います。ただ横に引っ張ればよいわけではなく、長い大根なら上に、上に、と引っ張らないと折れてしまいます。また、大きな苗は根っこが想像以上にしっかり張っているため、大人でも抜くのが大変です。子どもたちは、あれこれ試行錯誤しながら頑張って収穫してくれました。

大きなキャベツ
大きなブロッコリー

できない時に「困っていることを伝えて助けてもらうこと」や、「友達が困っていることに気付いて手伝ってあげること」は、実際にそのような場面に遭遇したときこそ、気持ちが生まれ、行動に移しやすくなります。友達が困っていたら「助けてあげよう」とか「困っている時には言ってね」と伝えつつ、このような畑仕事を通して実際に経験させてあげることが大切です。

これらの経験がきっかけになり、自分で考え、行動するなど、豊かな心を育むことが期待できます。 畑は非認知能力を育てる種も沢山埋まっていそうですね。

文:発達支援つむぎ 荻窪ルーム 職員

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