子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「お米、収穫の秋」

5月に苗植えを行った苗が、夏の日差しを浴びてぐんぐん成長した8月です。小さな田んぼは青々とした葉っぱを増やし、小さな穂が顔を出し始めます。

夏の田んぼは生き物の宝庫、おたまじゃくしはカエルになったり、アメンボやオケラなど様々な虫たちも集まってきます。夏野菜のトマトやオクラ、ゴーヤ、枝豆など収穫に来た子も、いつの間にか虫探しに変わっている姿も見られました。

田んぼで虫探しをする子どもたち

季節は秋に変わり、手作りかかしが見守る中で、稲穂が徐々に茶色くなっていくと収穫が近づいてきます。

小学生が中心となって稲を刈っていきます。今年はハサミを使って丁寧に少しずつ収穫していきました。小さな田んぼでも、手作業で稲刈りをしていくには何日もかかりました。

お米の収穫をする子どもたち

収穫した稲を少しずつ束にし、畑に干します。子どもたちにも見えるように園庭にも干すと気になって引っ張ってしまう子もいます。引っ張って抜けてしまった稲穂はヤギのナナちゃんのおやつになります。 乾いた稲穂を脱穀するのはマンスリーやビジターの子どもたちも一緒に行います。

遊びのプロの子どもたちは脱穀もカップを使ったり、櫛を使ったりと道具を工夫しながらやりやすい方法を探します。脱穀が済んだ藁ももちろんナナちゃんのおやつにあげていきます。

脱穀をする子どもたち
脱穀が済んだ藁をヤギにあげる子ども

畑一面に育った稲も、脱穀するとほんの少しのお米しか収穫することができず、「これ だけ頑張ってもお茶碗一杯にならないのか」と本を見ながら嘆いている子どもたちです。

自分たちで育てて収穫し、脱穀すると当たり前に食べているいつものごはんのありがたみをより感じられます。つむぎ浦和美園では色々な活動を気付きや遊びに変えて経験していきます。

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園職員

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