フランスのチャイルドケア専門家グループが東大和どろんこ保育園を視察
2025年3月、フランス・チャイルドケアシステム専門家視察団が東大和どろんこ保育園・子ども発達支援センターつむぎ 東大和(東京都東大和市、以下、つむぎ 東大和)を訪問しました。視察の参加者はフランスの保育園や障害児支援、医療福祉に関わる方々。日本で先進的なインクルーシブ保育を実践している施設を視察したいとのご希望があり、日本では他に類をみない、認可保育園と児童発達支援センターの併設施設をご案内しました。

視察団を案内したのはどろんこ会グループの諸我マーケティング本部長と東大和どろんこ保育園の宮澤施設長、つむぎ 東大和の中村施設長。諸我さんからは、どろんこ会グループが実践しているインクルーシブ保育の紹介、併設施設を実現するまでに乗り越えてきた制度の壁、真のインクルーシブ保育実現のために重要なことなどについて話をしました。

宮澤さんと中村さんからは、双方の子どもたちとスタッフがどのように混ざり合って生活しているのかを紹介。次々と質問が出ることは然ることながら、その後の保育や障害児支援に関する意見交換では、参加者から「社会に、できないことをできるようにする訓練、社会性より具体的なスキルを求める傾向があるのはフランスも日本も同じなのですね」という感想も。同じような問題意識があることを知り、お互い深くうなずき合う姿も見られました。最後は施設の隅々までご案内し、子どもたちが遊んでいる様子もご覧いただきました。



どろんこ会グループには、フランス以外にも、台湾をはじめとする東アジアの国々、ウズベキスタン、ドバイなど、さまざまな国から視察の依頼が届いています。今後も、海外からの視察を受け入れることで共に学び合う機会を創ってまいります。
どろんこ会グループ各施設の視察をご希望の方は下記よりお申し込みください。
関連記事
台湾高雄市副市長と保育・教育関係者が中目黒どろんこ保育園を視察 「食育」について意見交換
JICA「ウズベキスタン国就学前教育におけるインクルーシブ教育実践強化プロジェクト」香取台どろんこ保育園で視察研修を実施