中里どろんこ保育園「味噌づくり」
2025.01.31
#保育園

今年も4歳児で味噌づくりを行いました。数日前から「この日は味噌づくりだ!」と友だちや保育者と心待ちにしていました。前日は大豆を水で洗い、浸す作業を行いました。数個のざるを数人で一緒に使い、携われていない子を誘い合って全員で取り組もうとする姿が見られました。

当日、エプロン・三角巾・マスクを着用し、大豆を煮ました。「アーモンドみたいになってる!」と前日との形の差を他のものに例えて友だちと顔を見合わせていました。
しばらく大豆を煮ていると香りが少しずつしてきました。「えだまめみたいじゃない?」「ひじき(煮)のおまめじゃない?」と五感で感じて記憶をたどって会話を楽しみながら取り組むことができました。

調理室でさらに煮詰め、柔らかくなった大豆をおやつ後につぶして麹と塩と混ぜ合わせました。一粒一粒、指や手のひらをうまく使って潰していました。取り組むなかでそれぞれが力の入りやすい方法を見つけ出して取り組んでいました。
麴と塩を混ぜ合わせて丸める作業は、普段からよく行っている「泥だんご作り」に似ていたようで、土をこねるように揉み込んで味噌玉を作っていました。活動のなかで子ども自ら習得した方法を活用する姿に成長を感じました。丸めた味噌玉は容器に空気が入り込まないよう投げ入れました。

次の日に1日寝かした味噌の変化はあるのか、ふたを開けてみてみました。色が少し濃い茶色に変化していて、ふたを開けた瞬間、かすかに味噌の香りがしました。
約10ヵ月寝かし、自分たちが「こめ組の寒くなる頃(2025年10月頃)」の完成を楽しみにしています。出来上がった味噌で「味噌汁作ろうよ!」と保育者に提案しています。年長になる期待を膨らませている子どもたちです。
文:中里どろんこ保育園スタッフ
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