発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「イワシの手開きに挑戦!」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム3月の体験学習は、イワシを手で開き、つみれ汁を作りました。

実際に魚に触って自分の手で開くことや調理をすることで、命をいただいているということを経験の中で知ってもらうことをねらいにしています。

まずは今日やることについての話を聞きます。

魚が出てくると子どもたちは興味津々です。魚の口を触って開けてみて「こんなに大きく開く」と驚いたり、目をよく観察して「キラキラしている」と気付いたり、発見がたくさんありました。

イワシの頭をとる子ども

次は、実際に手を使って魚を開いていきます。魚の頭を取ると、血や内臓が出てきます。あまり気にせず触れる子どもやびっくりする子どもなど、反応は様々です。「可哀そう」と言っている子どももいましたが、「こうやって命をいただいているんだよ、感謝だね」と伝えると「そうだね」と頷いていました。

そのあとは、手を使って魚を開いていきます。親指を使って魚を広げ、大きな骨を取ります。骨を掴んで引っ張ると綺麗に取ることができました。

手で魚を開いている様子

魚を開いたらスケッパーという道具を使って細かくたたいていくのですが、かなりの力が必要になってきます。子どもたちは椅子から立ち上がったり、両手を使ったり、各々の方法で工夫しながら力強くたたいていました。

スケッパーで魚の身を細かく切っていく様子

子どもたちが細かくたたいた魚の身をブレンダーですりつぶしていきます。子どもたちはその様子に興味を持ち、「色が変わった」「イワシクリームになった」と変化を楽しんでいました。

ブレンダーですりつぶされる様子を見る子どもたち

完成した魚のすり身をつみれにして鍋に落としていきます。

子どもたちが調理したつみれと、畑で採れた野菜を一緒に煮込んでつみれ汁の完成です。自分たちで作ったつみれの美味しさは格別で、おかわりをしている子どももたくさんいました。魚が苦手で普段は食べない子どもも、自分が作ったつみれはペロリと完食していました。

完成したつみれ汁を食べる子ども

初めて魚に触れる子どもも多かったですが、自分の手で調理することで、命をいただくということを実際の経験の中で感じていました。これからも様々な活動を通し、食への関心が高まる機会を作っていきます。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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