発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「つむぎ 阿佐ヶ谷ルームの畑仕事」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームでは、区民農園の一角をお借りして畑仕事に取り組んでいます。今回は子どもたちと取り組んでいる畑活動についてお伝えします。

3月末に、年少児のグループ活動の中でじゃがいもを植えました。まずは、友だちや職員と協力してマルチ(土を覆って使う農作物の被覆材)を畝の上に広げていきます。抑える人、広げていく人、と役割を決めて行いました。

職員と協力してマルチを広げる子どものようす

マルチが張れたら、次は植える場所にペットボトルを使った穴あけ器で、じゃがいもを植える穴を開けていきます。穴を開けるにはかなりの力が必要で、子どもたちは全身の力を使いながら頑張って開けていました。

ペットボトルで穴をあけるようす

穴が開いたらじゃがいもを入れていきます。じゃがいもが入るだけの穴を掘り、そこに種芋を入れました。以前は土に触れることに抵抗感があった子どもも、何度か畑に来て経験を積むことや、事前に育てる流れの見通しを伝えて目的意識を持つことで、自ら土に触れ、一生懸命に畑仕事に取り組む姿が見られました。

トマトやキュウリ、オクラ、トウモロコシなどの夏野菜は、グループ支援や個別支援の中で種を植え、ルーム内で苗を育てています。種を植えてから2週間ほど経ったのですが、太陽の光を浴びてぐんぐん育っており、芽が出てきました。苗が大きくなったら畑に植え替えに行く予定です。

夏野菜の苗の写真

また、毎年畑の様子を年間カレンダーのように写真やその時の様子を文字にして、ルームに掲示しています。今年度は子どもたちに「つむぎのはたけ」というタイトルと「4月」という月見出しを書いてもらいました。カレンダーの写真を見て「行きたい!」と興味を持つ子どもも多く、意欲を引き出すきっかけになっています。

畑のカレンダーを作成する子どもたち

野菜が苦手な子どもも、自分で育てたものだと興味を持って食べることができる場合があります。収穫した野菜をその場で味わったり、調理を楽しんだりする体験を通して、食べることの楽しさを実感してもらいたいと思います。そして、たくさん収穫できた経験は達成感に繋がり、上手く育たなかった経験は次のための工夫や、試行錯誤する力に繋がります。これからも様々な経験を通して、食への関心や意欲を育んでまいります。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop