発達支援つむぎ 吉祥寺「食育編~五平餅~」

2025.07.01

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

今回の食育のテーマは「米」です。

つむぎを運営するどろんこ会グループでは、食への関心や意欲を育むために、「食育」に力を入れており、特に食物を自分で育てるところから経験することを大切にしています。

つむぎ 吉祥寺ルームでは、同じ法人内の武蔵野どろんこ保育園とつむぎ 武蔵野ルーム(西東京市新町)の畑の一部をお借りし、畑の畝作りから水やり、収穫までを行い調理もしています。

今回は食育の一環として子どもたちに、米のおいしさを味わってほしいと思い、「五平餅」作りをおこないました。その様子をお伝えします。

はじめに、「おこめができるまで」の紙芝居を親子で見ながら、クイズ形式にして米のはじまりを学びました。「おこめは、なにでできているの」「おこめのたねって、なんでしょう」「稲を育てるには、どんな事に気を付けるでしょうか」など、子どもたちだけではなく、保護者さまにも質問をしながら一緒に学びます。

「おこめができるまで」の紙芝居を聞く親子の様子

米は「もみ」から苗に育てたものを田んぼに植えて育てていくことや、秋に稲刈りをしたものを干し、精米する工程を経て、はじめてお店に並ぶことを知ります。

米の話を聞いた後は、さっそく調理にはいります。調味料は、どんなものがあるかしら…などと子どもたちに聞きながら、今回は 「味噌」「砂糖」「めんつゆ」「胡麻」を使用することを伝えます。そして、「胡麻をすりつぶす係」「味噌とめんつゆを混ぜる係」などと、作業工程に分かれた係の中から自分がやってみたい作業を確認していきます。時にはやりたい作業が友だちと重なることや、自分が一番にやりたい、という気持ちから揉め事が発生します。このようなときは、すぐにスタッフが答えを出さずに、毎回の活動の積み重ねで培ってきている、「子どもたちが自ら問題を解決する力」を信じ、どうしていくかを見守る姿勢を取ることもあります。

すると、時には大人が介入しなくても「う~ん…順番かな」「じゃんけんがいい」「ぼく、あとでいい」などと、子どもたち同士で解決する方法を見つけ出せることも増えてきました。

この様子をスタッフが保護者さまに解説しながら、実際の子ども同士のやり取りやスタッフの対応の仕方を見ていただきます。今後の子育ての方法に、プラスにしていただけることをねらいに置いたサポートなどもしています。

さあ、いよいよ米をラップにいれて揉んでいき、自分が好きな形を整えていきます。米をよそう際も、あえて大人が量を決めずに、友だちと分け合って作ることを意識することや自分が食べられる量を知る、などの経験につながるように子どもたちのそれぞれの判断に委ねました。自分好みのいろいろな形ができ、そこに完成したタレを塗っていきます。

五平餅をつくる様子

最後に、トースターで焼いて完成です。自分で作った 「 五平餅 」 を保護者さまと一緒に食べながら、「○○ちゃんが作った五平餅、おいしいね」と褒められている子どもたちの笑顔がとても素敵でした。

みんなで五平餅を食べている様子

今後もつむぎ 吉祥寺ルームでは、子どもたちが多くの体験を通し、その一つとして食育の学びから生きる力につながる活動を行ってまいります。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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