発達支援つむぎ 新羽「雑巾がけ」

2023.11.03

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームのマンスリー支援では、お昼ご飯を食べた後に雑巾がけをしています。自分たちが食べた縁側をきれいにするために、昼食後の時間に行うことにしています。雑巾がけは、雑巾を手で支えながら足で床を蹴って進みます。腕で自分の体を支える力や体幹、足の筋力など体全体の運動機能の向上や手を前につくこと、自分の体を支える力が身につくことで転びにくい体作りにつながります。

ゆっくり雑巾がけをする子ども

雑巾がけを早く行うには、お尻をあげて交互に足を出して進むことやバランスをとること、物にぶつからないように前を目で見て進むことが必要になります。子どもたちもはじめは自分の腕で体を支えながら進むことが難しく、かえる跳びのように進む子や1,2歩進んだら止まって姿勢を整える子、大人と一緒の雑巾で一緒に雑巾がけをする子がいました。それでも何度も繰り返していくうちにだんだんと雑巾がけの姿勢が整い、素早く雑巾がけをすることができるようになってきました。

素早く雑巾がけをする子ども

自分から「雑巾がけする?」「先生一緒に雑巾やろうよ」と声をかけに来ることも増え、日常の仕事として取り組んでくれる子もいます。一緒に雑巾がけをするときに子どもたちから「なんで雑巾(がけ)するの?」と質問がありました。「なんでだと思う?」と聞くと、年長児が大人の代わりに「体が強くなるため」、「縁側がきれいになると歩きやすい」などの理由を教えてくれました。質問した子も「きれい、いいね」といって周りの子たちと一緒に取り組んでいく様子が増えました。また、お昼に自分でこぼしてしまったお茶を雑巾で拭く様子もでてきました。雑巾がけ一つでも周りの子に雑巾がけの仕方を教わること、生活動作につながる体作り、きれいな場所で過ごすことは心地よいなどの気持ちを育てることなど様々なことにつながっていきます。これからも一緒に雑巾がけをしながら強い身体を作っていきたいです。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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