発達支援つむぎ 桶川「みんなで楽しくソーシャルスキルトレーニング」

2025.06.09

#発達支援

5月になり、新しい友だちやスタッフにも慣れてきたようです。はじめは友だちとよりもスタッフと手をつなぐことを求めていた子どもたちも「手つなごう」と言い友だちを誘う姿がみられるようになりました。公園では緑が濃くなり、色鮮やかな花が咲き、虫たちも活発になってきました。

子どもたちは、ジュース屋さんごっこをしたり、テントウムシやシジミチョウを見つけて虫の観察をしたりといった遊びが展開されるようになりました。また、穏やかな春の陽気につつまれながら、友だちとのやりとりを楽しむ姿が見られることもあれば、友だちと想いがぶつかり、喧嘩をする場面もみられます。そんな場面では、まずは自分たちで解決できるように安全な距離でスタッフが見守り、話し合いがうまくいかないとスタッフが間に入り、自分の気持ちをどのように相手に伝えたらよいかを一緒に考えています。

このように子どもたちは日々、生活の中で対人関係や集団行動を学んでいます。そして、私たちは子どもたちが人とかかわるうえで欠かせない技能「ソーシャルスキル」をより向上し、子どもたちが人との関わりが楽しいと感じる経験をたくさん積むことを願っています。

そこで、子どもたちがより「ソーシャルスキル」を身につけることができるように、楽しみながら行える「ソーシャルスキルトレーニング(人と関わるために必要なスキルを練習するトレーニング)」に意識して取り組むようにしています。

例えば5月は主に「スリーヒントかるた」や「伝言ゲーム」を行いました。「スリーヒントかるた」では最後まで人の話を聞く力をつけることをねらい行いました。初めは、1つ目のヒントのみ聞き、お手付きをする子どもたちが多くいました。しかし、回を重ねると手を膝の上に置き、最後まで聞こうとする姿勢が増えてきました。

「伝言ゲーム」では声量を調整する力をつけることをねらい行いました。普段大きな声で話すことが多い子も楽しみながら小さな声で伝える姿がありました。

つむぎ 桶川ルームではこれからも子どもたちが楽しんで行うことができる「ソーシャルスキルトレーニング」を行い、子どもたちが人との関わりを楽しいと感じる瞬間を見守っていきたいなと思います。

ゲームをする子どもたち

文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ

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