発達支援つむぎ 八山田ルーム「冬を感じる遊び」

2025.02.06

#発達支援

発達支援つむぎ 八山田ルームでは、戸外遊びや実際の生活・体験を通して四季を感じることを大切にしています。先日、待望の雪がたくさんふりました。

ふかふかの雪が20センチほど積もり、毎日散歩に行っているおなじみの広場が真っ白な世界に変わり、全く違う景色に見えます。

「わー、すごい」

「歩けない」

手をつないで雪道を歩く子どもたち

いつもだったら順調に歩ける道も、ブーツに雪がまとわりついてなかなか歩けません。子どもたちは、雪をふみならした時の感触や「ギッギッ」という音、雪の冷たさ等を噛みしめながら、ゆっくりゆっくり歩きます。

広場に着くと、雪の上で走ったり、誰も踏みしめていない雪を探してダイブをしたり、雪合戦をしたりと、大人も童心に返って子どもたちと一緒に全力で遊びます。

雪の上に寝っ転がる子どもたち

おしゃべりが上手な子も苦手な子も、つむぎも保育園も関係なく、みな「雪で遊ぶ」という共通の体験を通して、

  • ことばの理解を育てる:雪、つめたい、ふかふか、白い、きらきら
  • イメージの力を育てる:~みたいと見立てる、形を変える、何かを作る
  • 気持ちの通い合い:楽しいね、いくよ、面白そう、わたしもやってみたい
  • 適切な身体の使い方:転ばないように歩く、雪の負荷を受けながら動く
  • 五感をつかって感じる:寒い、冷たい、重い、まぶしい、やわらかい、固い、音

他にも、大人が気づかないような、その子ならではの発見や学びがあったと思います。

雪を投げて遊ぶ子どもたち

時間いっぱい雪で遊んだ後には、自然と友達と顔を見合わせて「楽しかったね」と言い合う姿が見られました。なにより、大人も子どももとても満足した表情になっていたのが印象的でした。一人で同じような遊びをしていてもここまでの充実感は得られなかったと思います。同じ空間で、同じ雪で、同じ時間を共有したからこそ得られたものだと思います。豊かな経験とは、まさにこういうことだなと感じました。

この子たちが大人になって冬がきた時に、「子どもの頃みんなで雪遊び、楽しかったな」と思い出してもらえるとうれしいなと思います。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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