子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「SDGsの取り組み 自分だけの布を作ろう」

子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園では、年間通して畑仕事をします。畑は子どもたちにとって身近な存在で、土・草花・生き物などに触れることで子どもたちの好奇心を刺激する場所になっています。作物の宝庫でもあり、日頃畑で採った作物を自分たちで調理をして食べますが、今回はそんな調理過程で捨てられてしまう玉ねぎの皮で布を染めました。

今年も畑で採れた新玉ねぎを食べ、そこで残った玉ねぎの皮を使いました。子どもたちにとって「食べ物で布に色を付ける」という考えが初めてだったようで、「オレンジ色になるんじゃない?」「おいしそうな匂いがするよ」「どうやってやるの?」など始まる前から興味津々でした。

一人の大人が色付きの布と画用紙を手に持って前に立っており、子どもたちは白布が置かれた机の前に座話をって聞いている

どんな風にしたいか、どうやったらできるかとイメージを膨らませてペットボトルの蓋や割りばし、輪ゴム、紐を使って布にしわを作りました。自分の好きな模様を見本の図を見ながら再現しようとする子もいれば、自由に作って模様を楽しみにする子もいました。どの子も真剣な面持ちです。

染め作業では玉ねぎの皮を煮込んだ液に布を浸します。色、匂い、温度の変化などさまざまな感覚が刺激されていました。液に浸ける時間によって染まり方が変わるので、取り出すタイミングを自分たちで時計を見て確認します。「この次は何をするのかな」と工程を確認する子もいれば、鍋をじっと見つめて染まるのを今か今かと待つ子もいました。

二人の子どもが玉ねぎの皮を煮込んだ液に布を浸している

染まった布を広げ、水洗いをした後ミョウバン液に入れて媒染(ばいせん)という作業をして完成です。布を見て「ここにキリンがいる」「グーの手の模様が僕のだ」と自分だけの模様を見つけてとてもうれしそうでした。

二人の子どもがミョウバン液が入ったバケツに布を浸し、割りばしで布を取ろうとしている

普段捨ててしまうような切れ端や玉ねぎの皮で一つのものを作り出す経験ができました。このような活動を通して、物を大切にする気持ちが育ってくれるとうれしいですね。

一人の子どもが染めあがった布を広げてこちらに見せている

文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ

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